創立90周年を迎えて

学校法人京都成安学園 理事長 近藤 功

 京都成安学園の創立90周年を迎えるにあたりご挨拶を申し上げます。
その90年をふり返ります時、本学園が通過して参りました大正・昭和・平成の時代は、我が国にとっても大きな変動と起伏の時代でありました。その間一貫して強靭な「成安の建学の精神」を中軸として、学園関係者が各時代にわたり結集努力の集積で今日を迎えることが出来ました。多くの諸先輩と卒業生並びにご後援を賜りました方々に深く感謝を申し上げます。
幸いこのめでたい節目に在籍する私たち役職員は、その意義と「成安」のDNAを正しく伝承し進展させる責務を確実に果して、次の100周年に向ってゆるぎない第一歩を踏み出すことをお誓い申し上げる次第であります。 

PAGETOP

創立90周年を迎えて

2010年5月は、学校法人京都成安学園創立90周年にあたり、この歴史ある成安ブランドを、在学生、教職員、全OB・OGが共有するために、学祖・瀬尾チカ先生の理念と90年の歩みを振り返る記念事業を施行します。学科再編による新たなビジョンと連動させながら、既存の教育内容に関してもより広報戦略的な発信を試みながら、単発ではない継続的な展開を行っていきます。

テーマ:「つなげる」Connect コネクト

成安の理念と成安生をつなげる/成安の歴史と現在と未来をつなげる/成安と地域をつなげる(滋賀・京都を中心に)/成安と社会をつなげる/成安と世界をつなげる

PAGETOP

京都成安学園創立90周年記念事業ロゴマーク

「90」の文字だけでこれまでのルーツを表現し、
そこから「黒ベタ」で未来を表現したもの

「京都成安学園創立90周年シンボルロゴマーク」は、審査員/アートディレクターに北川一成氏(GRAPHヘッドデザイナー)を迎え、在学生から公募を行いました。応募作は152点あり、テキスタイルアートクラス4年生(2009年1月現在)の久保遥さんがグランプリを獲得。北川氏は久保さんのコンセプトを活かしながら新たな造形的解釈を加え、シンプルで強度のあるシンボルロゴマークを生み出しました。この公募によって学生たちは学園の歴史を学ぶと同時に、生み出されたシンボルロゴマークは成安造形大生のリアルな感性を織り込んだ未来へ向けての指標となります。